57ターンまでの記録を頼りに、損害と戦力の推移を久しぶりにグラフ化してみた。37ターン('42/2/26)以来だから約5か月ぶりとなる。
その後、ラスプーチッツァの訪れと共に損害は落ち着いたように見えるが、41ターン~48ターン(3/26~5/14)まで、枢軸軍の損害は意外と多い。枢軸軍は敵地での戦闘のため、身動きの取れなくなる泥濘期は基本的に損害が多くなるのかも知れない。
49ターン(5/21)からババエヴォ作戦が始まり、泥濘と晴天の繰り返しでなかなか勝負が付かない中、53ターンに完全に罠が締まり、54ターン(6/25)から開始された殲滅戦は熾烈を極めている。
「損害に構わず前進」「最後の一兵まで死守」という異常なまでのソ連軍ドクトリンが、このゲームではルール化しきれていないのかも知れない。
枢軸軍の損害も、決して少なくはないと思う。総計で124万人となっているが、史実では1942年の8月まででドイツ軍は92万人を失い、枢軸同盟国と合わせれば同じくらいになると思う。
両軍とも史実とほぼ同様の損害とすると、この時期の両軍の兵力比は下記のようになるはずである。(同 P.601)
ソ連 560万人
枢軸 360万人
比率 1.42:1