WITE2 第8ターン モスクワ=レニングラード鉄道の切断
忍び寄る雨
冷たい気団の低気圧がバルト三国に接近し、来週(第9ターン)はさらに全体的に南下して北方、中央軍集団戦域に接近するとのこと。とりあえず今ターンはエストニアの平定で軽い泥濘の地域が出る程度だが、レニングラード封鎖=ラドガ湖への打通を目指す北方軍集団では、長雨とならないことを祈るのみ。
ジワリと補給不足
ターンサマリーの最上部、「grd 29」は陸上ユニットの往来が多いことを示しているが、ほとんどがマップあるいは各戦域ボックス(TB)での支援ユニットの登場や移動となっている。ただ部隊は小規模ながらイタリアのロシア派遣軍団が初登場し、ルーマニアのブラショフに配置された。
下の方に「COMBAT UNIT ALERTS」があり、全体的な補給状況とTOE充足率を示し、ざっくり東部戦線の健全性が把握できる。開戦から8週間、急進撃は続いており、傷ついた各師団は再編成になるものも多く、補給・補充不足になるユニットが漸増している。今ターンは75%未満の補給しか得られなかったユニットがジワリ増加して23となった。泥濘などの悪天候になるとこれが一挙に増加する。各ユニットの補給や補充が不足すると要求補給(Requred)が多くなり、合計値がLOGISTICSの「補給マーク Tons Rec 」の()内の数値=今ターン42286トンとなっている。「補給マーク Tons Rec 35074」は実際にユニットがRecieveした補給で35074トンとまあまあだが、これから雨季と冬を迎え、全戦線の要求量は徐々に高くなってゆく。Requiredの肥大化を放って置くとバルバロッサ作戦の失敗に繋がる。夏のこの時期に約3.5万トンあるRecieveだが、'41年はこれ以上大幅に増加することは見込めないため、()内の数値が雪だるま式にならないよう注意が必要。
第7ターンのイベント
前ターンは新しいイベントは無いと前回書いたが、よく確認すると下記イベントが発生していた。ソ連軍は北方(フィンランド)戦線に十分な兵力を割いておらず、VPとAPをそれぞれ1ポイント失っている。
第8ターンのイベント
3つのニュースが掲載されたが、すべてパルチザンに関するもの。ベラルーシに限らず全戦線で後方地域のパルチザンが本格化し、ソ連守備隊TBの地上戦闘レベルもNONEではなく、強度が設定された模様(Very Low)。
戦力化された守備隊
前ターンにソ連守備隊TBに移送された各警備師団がアクティブとなった影響で、合計CVは82.90、要求値が60なので充足率138%となった。これで一安心と言ったところ?
第8ターン開始時
【北部】
さすがにノヴゴロドからヴォルホフ川方面の戦力が薄いと感じたのか、プリュッサ川の抵抗戦力は一部を残して姿を消した。ルガに通ずる複線鉄道が解放され、FBD4は前進を続けられそうだ。ペイプス湖から西は降雨で第18軍は軽い泥濘を迎えたが、第4装甲集団前面は晴天で、できることなら電撃的にラドガ湖打通を目指したい。ただ歩兵の追随のない状態で大森林と沼沢地に戦車と狙撃師団が展開しており、装甲部隊のみでは厳しそうだ。
そして中央軍集団との境界付近の包囲下バルジは第16軍のものは味方戦線へ連絡された。ただ、この周辺だけでも敵の8個師団程度が滞留して肝心のモスクワ方面が手薄となっており、後退による戦線縮小を図ったものと思われる。
【中央】
FBD2がスモレンスクの手前に到達し、中央でのミンスクに次ぐ大規模集積所の稼働が目前だ。ヴェルキエ・ルーキ周辺にこだわり過ぎたソ連軍は浮足立っており、スモレンスク=モスクワ街道沿いに突破のポーズを見せる第57自動車化軍団を包囲できないでいる。意外にも同軍団のMPは30台後半を維持しており、戦線が薄い内にルジェフ、カリーニン奪取に向けたジャンプ台を作っておきたい。
第2装甲集団と第4軍は再編モードで大休止と言った所。今後のモスクワ進撃に向けてそのまま突き進むか、史実同様、南方軍集団と連携するかは悩む所だが、第1装甲集団の助力なしにはブリヤンスク、オリョール方面の側面が大すぎてモスクワ包囲に集中できないため、いずれにせよ連携を取ることとなる。
現在第2軍が単独でカバーしている南側面だが、第6軍との間隙で結構な敵がこちらもバルジとなっていた。今ターンは接敵ユニットが減り、再び壊滅した南方戦線のカバーに回ったものも多いのだろう。南方軍集団予備としてスタートした第51軍団はプリピャチ沼沢地の東端付近を南方から掃討しているが、今ターン第2軍所属となり、引き続き北上して軍主力との合流を目指す。
【南部】
再び南方赤軍主力をすべて飲み込んだウマーニ包囲デラックスは、3つの包囲環を維持し、約30個師団を孤立下に置いている。第1装甲集団は東西に長く散らばって前線となっているが、最南の第48自動車化軍団(装甲師団x2、自動車化師団x2)をそのままドンバス方面に向ける予定。残りの2個軍団は再び進路を北に戻し、中央軍集団と連携してモスクワ攻略の南翼にしたい。ソ連赤軍は再び崩壊した戦線を立て直すために北方や中央から部隊をかき集めて穴埋めしている模様で、見る限り戦車/機械化部隊が多いのは足の早さを生かして管理移動してきたのだろう。しかし屈曲したドニエプル河沿いに戦線を組むにはユニット数が足りず、クリミアの手前、クリヴォイ・ログ辺りが抵抗線となるか。
封鎖まで60キロ余り
レニングラードやモスクワ等のHeavy Urban(大市街)を含む大都市は、正面攻撃で市街戦となればまず落ちない。ましてや都市要塞でオーバースタックしていれば尚更で、必ず孤立させて干上がらせる必要がある。レニングラードでは史実通りラドガ湖まで打通して陸上連絡を断つのは最低条件となる。前ターンにノヴゴロドを占領した第56自動車化軍団は補給源が近くなって今ターンもまずまずのMPでスタートし、ヴォルホフ川河畔の鉄道結節点チュドヴォでモスクワ=レニングラード鉄道を切断した。これでラドガ湖南岸まで4ヘクス(64キロ)に達しレニングラード封鎖に王手を掛けた格好。
前ターンに南翼の第2軍団はヴェルキエ・ルーキ西方の4個師団、1個旅団を歩兵のみで包囲していたが、自軍戦線と連絡を付けられたため、改めて厳重包囲しなおした。その南東では第3装甲集団が3個師団、1個旅団を包囲殲滅し、戦線はヴェルキエ・ルーキから100キロ程度北方に移行した。
両翼で前進継続
中央線線北翼では第39、第57自動車化軍団がそれぞれヴェルキエ・ルーキ東とベールイで敵のバルジを包囲しつつルジェフ方面に向けた攻撃路の確保を進めている。
第4軍、第2装甲集団戦線は再編成モードを取るユニットが多く、大きな動きは無かったが、南翼の第2軍方面では要衝ゴメリが空となっており、第35軍団-第294歩兵師団により占領した。恐らくこの辺りの敵は北翼と同様過剰戦力で、壊滅したキエフ以南戦線の穴埋めのため機械化部隊を中心に少なくない部隊が転進したものと推測する。
キエフに隣接
南方赤軍はウマーニ包囲戦デラックスで29個師団他が壊滅し、ドニエプル沿いに緊急で戦線は張る必要が有り、キエフでも外殻陣地は放棄されてスタックも減らしたようだ。そうは言ってもまだ整然とはしておらず、枢軸軍は前ターンに第14装甲師団が確保した橋頭堡を拡大してチェルカッシーを占領した。南ではクリヴォイ・ログより4、5ヘクス西方で戦線を展張してきたが、接敵したのは第1装甲集団の各師団のみで、例によって歩兵部隊は管理移動にとどめている。
オデッサはルーマニア第9歩兵師団のみが門番として隣接し(敵が出てくればバンザイだがAIもそこまでアホではない)、海上では第4航空艦隊のNaval Patrolが効いてきて水色の完全封鎖ヘクスも多くなった。
第9ターン補給優先度
WITE2 第7ターン 南北での突破とスモレンスク陥落
パルチザンへの本格対応
ターンサマリーの最上部は、増援・撤収スケジュールに従って兵站フェイズに移動したユニット数で、「grd 17」は陸上ユニット17個がマップ上に登場したり撤退したことを示している。残念ながら本ターンはほとんどが撤収で、下のOB CHANGESを見れば概要が分かる。「Map」はマップ上の兵員が-180144人で、TBs(Theater Boxes:各戦域ボックスでの変更合計)が+138702となっている。これはマップ上から多くの部隊が戦域ボックスに移動したことを示している。「In Transfer」はマップ、各TB←→マップ、各TBで移動中の兵力を示し、部隊はマップにも戦域ボックスにも居ない(Commander's Reportで確認可能)。
ソ連守備隊戦域ボックス
今ターンは新しいイベントは無く、引き続きベラルーシでのパルチザン活動が報告されている。下図は「ソ連守備隊戦域ボックス」で、左側「status」タブでは、存在する陸上ユニットの合計CVが61.97中アクティブなのは0(登場したばかりのため)、従って要求充足率はまだ0%となっている。
右側が「ground」タブで、実際の陸上ユニットが表示されている。部隊名がピンク色なのは登場したばかりで戦力がアクティブで無いもので、第8SS騎兵旅団以外はすべて今ターンにマップから移動したユニットとなる。
HQ Unitsは、これまで各戦線の側面/後方占領地確保で活躍してきた各警備師団を束ねるRHG Command North,Center,South(後方司令部集団北方、中央、南方)で、今後この戦域ボックスから出ることは無いと思う。
第7ターン開始時
【北部】
第4装甲集団を中心に、プスコフ集積所からまとまった補給を得られ、ルガ、ノヴゴロド方面への突破に際して戦力は充実している。
エストニア掃討中の第18軍も、自動修理でバルガまで進んだ集積所からリガの補給を得ることができた。恐らく来ターンからパルヌも搬入港として海運補給が機能する。
【中央】
FBD2はオルシャ、ヴィテブスクと続けて鉄道を修理し、両集積所から前線へ補給が開始された。特に第3装甲集団は久しぶりに短距離からの大規模補給で、奪回されたヴェルキエ・ルーキ周辺の掃討に力点を置くことが可能。
スモレンスク包囲網は北、南とも維持され、ようやく中央軍集団夏の戦略目標の占領に目処が付いた。
FBD3はボブルイスクからジロビンまで修理が終わり、第2軍と第2装甲集団への補給路も改善された。ただしパルチザンへの対抗戦力(ソ連守備隊TB)はまだ弱く、量的には必ずしも十分ではない。まずはスモレンスク包囲網の殲滅を目指す。
【南部】
プリピャチ沼沢地を担当していた警備師団群がパルチザン刈りに転用されたため、第2軍と第6軍間が大きく空いてしまった。必ずしも完璧な戦線構築は要らないが、ゴメリ、チェルニゴフから南東に伸びる鉄道が有り、敵の機械化師団が3個居るのも気になる。
キエフが前線となり、戦略的後退を一段落させた南方赤軍は、陣地ラインに沿ってスタックを組んできた。確かに一気にドニエプルまで後退するにはまだ距離が有り過ぎて自軍が疲弊してしまう危険があり、ウマーニ西方を最前線としたソ連軍の布陣は戦線も短縮できて合理的だ。ここでの包囲戦は史実では第6ターンで終了しており、東方への進出という点では南方軍集団も史実に遅れ気味だ。ただ補給線はウィンニツァとフォロレシティから補給を得てCPP(戦闘準備ポイント)を高めているため、大突破の導火線に火が付いている。
ノヴゴロド/ルガを突破
第4装甲集団は歩兵師団の広域な前線破壊の後、比較的地形が開けているノヴゴロド、ルガ東方のラインに向けて一気に突進した。
ノヴゴロドは市街戦となったが、第8装甲師団は第352狙撃師団を後退させ、占領に成功した。第41自動車化軍団はルガに向かい、同市をオーバーランして大森林地帯後方に回り込んだ。
これらの突破は北方赤軍を大きく包囲するものではないが、その危険性によりペイプス湖東方プリュッサ川の大森林に籠もる敵の後退を促し、レニングラード前面に強固な防衛ラインが敷かれる前に、ラドガ湖へ打通するための重要な前進だ。
第18軍ー第26軍団はタリン港を攻撃した。ソ連第9軍-第189狙撃師団と激戦となったが、戦闘工兵大隊2個、突撃砲大隊1個を先頭に第61歩兵師団により占領された。
赤軍はエストニアを放棄した訳ではなく、ナルヴァ河から海岸に近い範囲で狙撃師団を後置していた。第38軍団はペイプス湖北方の敵を掃討しつつ、東岸の第1軍団との連絡を目指す。
スモレンスクを占領
史実では7月16日に占領されたスモレンスク。今回は8月3日週なので3週間ほど遅れたが第4、第9軍の市街戦2回で奪取した。
ドニエプル南方に分断されたポケットも第4軍、第2装甲集団により壊滅し、24個師団他が降伏した。ただし戦車、機械化師団は脱出済みであり、よく見るとヴェルキエ・ルーキやロスラウリ周辺に点在し、中央戦線におけるソ連機械化部隊の壊滅はまだ道半ばと言って良い。
ウマーニ包囲戦デラックス
南方赤軍は第4ターンに国境付近の主力を喪失し、絶対的な戦力が足りないかも知れない。オデッサにも何個師団も籠城する必要は無いように感じるが、とにかく前線のスタックは有るが、縦深戦線を構築するための予備がほとんど居ないようだった。
キエフ南方、ウマーニ西方から突破した第1装甲集団はキエフを尻目に続々と南下し、第11軍が開けた南方2か所のほころびに到達した。この大胆な機動によりソ連軍前線は3つに分断され、史実でのウマーニ包囲戦を大規模にした感じで、戦車5個師団を含む約30個師団を閉じ込めた。
第8ターン補給優先度
例によって突破した装甲部隊=第1、第4装甲集団は優先度「中」とし、それ以外は「高」とする。第2装甲集団は消耗が激しいため、優先度「最高」として補充を急ぐ。
WITE2 第6ターン スモレンスクを包囲
伸びない補給量
ソ連領土深くに進出した各軍集団と空軍ユニットの要求補給量は徐々に増加し、34923トンと恒常的に3万トン超えてきた。北方軍集団ではFBD4がプスコフの一歩手前でMPが尽き、第5ターンでレーゼクネと集積所#5からの大量補給に頼っていた第3、第4装甲集団では補給量が激減してしまった。また、ブレスト・リトフスクからミンスクへと通ずる大動脈にはパルチザンの妨害も開始され、かなり影響したようだ。南方軍集団でも補給優先度を「中」としたことで補給量はセーブされ、東部戦線全体で受け取れた補給は28645トンと低水準だった。
イベント
パルチザンが本格化し、ミンスク周辺に赤い★がちらほら現れるようになった。これは「Air Interdict」で航空妨害と一体化しているが、レベルは1~10まである。レベル1でそのヘクスのSMP(戦略移動ポイント)が10%上乗せされ、レベル10で+%100、即ち貨物のSMPは倍加され、発送された補給の半分しか前線に届かないことになる。
右は「ソ連守備隊TB」内のユニットで、第8SS騎兵旅団のみとなる。今後警備師団などはマップ上から撤収しこちらに配置されることとなる。
また、各TB画面右上には地上/航空戦闘のレベルが表示されている。パルチザン相手なので「NONE」となっているが、実際には守備隊をきちんと置かないと補給線への妨害が深刻になってくる。
第6ターン開始時
【北部】
順調に進んでいた鉄道修復だが、今ターンはリズムが悪くプスコフ直前で停止してしまった。すると3ヘクス手前のオストロフが最尖端集積所となる。当然優先度を最高の4(集積所はベルリンなどの国家補給源0から1→2→3→4という風に前線に向かって採番しておく。物資は4に向かって流れていく)としたが、実は操車場レベルは最低で、しかも91%の損害レベルでほとんど使い物にならなかった。従って今ターンにルガ、ノヴゴロド方面への突破を予定してた第4装甲集団のMPは最高でも26~36と中の下と言って良く、もう1ターンの充電が必要と判断せざるを得ない。
【中央】
巨大な中央軍集団への補給はほとんどミンスク操車場の集積所に頼り切っており、周辺では赤い星マークのパルチザン妨害が目立った。特に第3装甲集団はミンスクから遠く、ここは是非ともリガ(港湾)→ダウガスピルス→ポロツクへと通ずる鉄道を使ってリガの海運補給を利用したい。しかしプレイヤーが操作できるFBDユニットは限られており、あとはR.A.D Labor (国家労働奉仕団=鉄道工兵マークの付いた中隊から連隊規模の支援ユニット)などが、自らが所属する司令部周辺で勝手に未修理鉄道を修理するのに頼るしか無い(この時ユニットはマップ上に表示される)。しかし「ここを修理してほしい!」という鉄道をピンポイントで修理してくれるとは限らない。ここで注目するのが、
・軍集団:25ヘクス以内
・軍司令部:10ヘクス以内
・軍団司令部:5ヘクス以内
という修理範囲で、軍団司令部に所属させれば5ヘクス以内で鉄道工兵を束縛できる。この性質を利用し、比較的部隊が少ない北方軍集団から第18軍ー第50軍団司令部を鉄道修理専門とし、リガ東方に配置した。第50軍団麾下のLabor Groupは早速リガ=ダウガスピルス間の単線鉄道を自動修理しているが、ポロツクまでこのセコい方法で繋ぐのは結構時間も労力(パズルのような)も掛かるだろう。
ただ、前ターン大人しくしていた恩恵を受け、第2、第3装甲集団のMPは比較的高く保たれた。スモレンスク周辺の要塞化が本格化する前に動く必要があるだろう。
【南部】
南方赤軍は枢軸軍との接触を避けた戦略的後退を継続し、キエフ=オデッサのラインまで下がった。ここでドニエプルという超大河を障壁としないところに独特なAI戦略が見られる。
オデッサは「26=X」というCV表示になっているが、マウスホバーすると26.5=133.3とある。133.3がおおよその防御CVになるが、理論上200程度のCVを持って攻撃しないと奪取は難しいだろう。恐らく都市要塞ルールにより、最大8個師団までのスタックで強靭な防御力を誇り、ルーマニア第4軍単独では絶対に落ちない。ドイツ第11軍の協力が必要となるが、もう少し水陸両面から干上がらせる必要があり、小部隊での包囲を継続する。
タリンに隣接
フィンランド湾の要港であり、エストニアの首都でもあるタリン。第18軍は無人の野を駆け抜け、第26軍団-第61歩兵師団が隣接し、同時にレニングラード方面への陸上連絡を絶った。タリンも敵が本気を出して要塞化するとかなり脅威だが、現在守備隊は1ユニットのみのようだ。タリンを占領して海運補給を得られれば、リガから離れすぎた第18軍の補給は劇的に改善する。仮にFBDがもう1個北方軍集団に存在すれば、ここから鉄道転換でナルヴァ河を超えて海岸沿いに補給線を引っ張り、レニングラード攻略が楽になるが、そう甘くない。
第4装甲集団は前述の通り歩兵師団に前線を任せ、プスコフまで補給が通る第7ターンまで休息を取るしか選択肢は無い。ここで中途半端に攻撃を仕掛けると爆発的な突破が実現できないだろう。第16軍は粛々とヴェルキエ・ルーキ西方の赤軍バルジをしらみつぶしている。敵もここよりもっと大事な各正面があると思うが。。
スモレンスクを包囲
結局第3、4ターンでの電撃的なスモレンスク奪取に失敗した中央軍集団では、再び装甲集団同士の小規模包囲でしか事態は打開できず、後方のイェリニャ、クリチェフまで奪取しつつの2重包囲でスモレンスクに王手をかけた。流石に交通の要衝ロスラウリまでは届かなかったが、次ターン中にポケットを掃討できればほぼ同時期の史実戦線まで追い付くだろう。
第3装甲集団では、ヴェルキエ・ルーキに向かって第14自動車化師団と第900教導自動車化旅団を分派し、歩兵師団と協力して市から敵を追い出すことには成功した。ただし戦闘後前進するにはMPが足りず、敵に立ち直りの機会を残した。
キエフへの後退
南方軍集団としてはそろそろ再び接敵して大きな会戦を仕掛けたい所だが、赤軍部隊は後退を続け、新たな増援も得てキエフ=オデッサを結ぶラインでスタック戦線を張る。この辺りは当初から陣地帯として意識していたらしく、要塞レベルが1以上のヘクスが連なっている。ウクライナは河川は多いがほぼ平地で、戦線が長大なため、初期の強力な機械化部隊を喪失したソ連軍AIも苦しいかも知れない。まさかキエフを放棄してまで後退はできないだろうからだ。
第7ターン補給優先度
本格的に伸長してきた補給線を考慮し、第4装甲集団(ルガ・ノヴゴロド突破)、第4、第9軍(スモレンスク包囲網)は優先度「高」としたが、それ以外は基本的に「中」でトラックと補給網の消耗をセーブする。
WITE2 第5ターン スモレンスクの門番を排除
晴天続く
低気圧は東へ遠のき、次ターンの予報も晴天が継続する模様。夏真っ盛りで枢軸軍の進撃日和が続く。
ソ連軍の戦力が初の減少
ロヴノ=チョルトキウ包囲戦での損失が巨大すぎて、ソ連軍の戦闘序列が初めて減少に転じた。同じ規模の損害を仮に枢軸軍が受けたなら、それこそスターリングラードを上回る程の悲劇だが、これでも無尽蔵の増援、補充を得て戦線を構築してくるソヴィエト赤軍。
これまで7265輌のAFVが撃破されているが、下の画面にその内訳を載せてみた。最多はT-26 M1937の2205輛、次はBT-7M M1939の1098輛となっている。初期の中戦車、軽戦車と言った所だが、次世代中戦車のT-34とKV-1は南西正面軍の壊滅に伴い、ようやく損失が目立ち始めた。
それに対し、枢軸軍は299輛(内ドイツ軍:260輛)で、35(t)、38(t)、2号、3号、4号戦車各タイプが少しずつ失われている。
戦略爆撃を受く
・フィンランド軍は順調に進軍
・RAFによる初の戦略爆撃
・チャーチルのVサイン
第5ターン開始時
【北部】
バルト三国では鉄道修理にボーナスが有り、FBD(Feldeisenbahndirektion=野戦鉄道管理局)ユニットは他のソ連領より効率良く鉄道を修理でき、しかも一定の確率で勝手に修理されたりする。これはソ連領になる前の鉄道規格である標準軌が残っていたため。今ターンはダウガフピルスを飛び越してプスコフの100キロ手前まで転換が終わった。同地点には集積所#5(都市の操車場に依存せず鉄道ヘクスに任意に作成できる小規模な操車場)が作成済みで、レーゼクネと共に第4装甲集団、第16軍の補給根拠地となった。補給優先度は「高」ながら、装甲部隊のMPは30台半ばを維持できた。
第16軍前面のソ連軍バルジはペイプス・プスコフ湖周辺まで健在で、第4装甲集団の右翼が脅かされている。イリメニ湖に向けてもう少し啓開しておかないとレニングラード封鎖に向けた突破も安心して実行できない。場合によっては装甲部隊自ら東方に戦力を展開する必要が有る。
【中央】
ヴィテブスク=オルシャ=モギレフ包囲網は維持され、第4、第9軍も大半が追いつき、ようやくドニエプル、ドヴィナ両大河ラインの掃討が期待できる。装甲部隊はスモレンスクを突きたい所だが、航空偵察は赤軍の縦深戦線を発見した。MPが不足し、戦力も散らばった状態であるため、今ターンは大人しくせざるを得ない。
また、開戦に間に合わなかった第2軍各部隊もようやく最前線で接敵し始めた。プリピャチ沼沢地北方から、ゴメリ方面に向けて中央軍集団の南翼を援護する。
【南部】
ポーランドから伸びる複線鉄道はリヴォフ東方で二手に分かれ、ロヴノ=ジトーミル方面(北回り)、テルノーピリ=ウィンニツァ方面(南回り)に伸びている。両者はキエフ南西150キロで再び合流するのだが、この時点では貴重なFBDユニットをどちらに向かわせるか迷う。通常赤軍の後退戦術でテルノーピリ周辺で激戦が展開されると南回りは諦めざるを得ないが、本プレイでは南西正面軍が壊滅したため、より操車場規模が大きいテルノーピリ=ウィンニツァ方面に進める。今ターン開始時点で修理はプロスクーロフまで伸び、テルノーピリ集積所が機能し始めた。トラックでの補給線は短く保たれ、第1装甲集団はCV、MPを高く維持できた。ただ、巨大包囲網を殲滅したばかりの第6、第17軍の歩兵部隊は前線への展開が間に合わず、今ターンはルーマニア方面の残敵掃討と装甲集団への追随が手一杯だろう。
なお、ルーマニア軍も鉄道修理ユニットを1つ持ち、修理能力はドイツ軍FBDには劣るものの地道に単線鉄道を修理している。南方軍集団の担当戦線は広大なため、特に南翼のドイツ第11軍とルーマニア軍には貴重な補給源を提供してゆく。ただ、第14ターン(9月21日)に残念ながら解散してしまう。
エストニア放棄とバルジの維持
第18軍前面のエストニアではほとんどの赤軍部隊がナルヴァ河方面に撤収の途中で、パルヌやタリン等の要港には部隊がいるようだが、今ターンの接敵は少なかった。
第41自動車化軍団前面では、赤軍がバッファを設けて大胆に後退した。同軍団は劣悪な地形をかき分け前進したが、プリュッサ川の渡河にはMPが足りなかった。
一方でプスコフ東方のバルジは維持され、第4装甲集団の進撃路を細長く誘導している。第16軍はバルジ排除に努めたが、まだ担当正面が長すぎて戦力が分散している。ヴェルキエ・ルーキ北西の荒地を含め、第3装甲集団と連携して戦線直線化が必須だ。
要地占領と包囲網の殲滅
ヴィテブスク、オルシャ、モギレフを中心としたドニエプル、ドヴィナ河防衛ラインは第4ターンの包囲によって孤立し、第4、第9軍の歩兵により壊滅した。これにより、ようやくスモレンスクの門番達は一掃された。
第2装甲集団南端の第24自動車化軍団は補給が届きにくいこともあり、かなり消耗したため「予備」としていたが、モギレフ奪取に伴う市街戦に自動参戦してしまった。第3、第4装甲師団はCVとMPを消費し、休息のはずが逆効果となってしまった。
スモレンスク前面の赤軍戦線は素早く補修され、第46自動車化軍団は薄く戦線を維持するしかなかった。
戦略撤退の開始
国境付近の主力をすべて失った南方ソ連軍は、戦線を一気に100キロ程度後退させ、初めて全面的に戦略的な撤退を開始した。第1装甲集団は接敵せざるを得ず、疲労は蓄積してCPP(戦闘準備ポイント)は減少する。足の遅い歩兵部隊は言わずもがなで、前線に追い付く頃にはそれなりに消耗するだろう。
第3、第14自動車化軍団はかなり戦力が充実しているため、敵の誘いに乗って接敵した。歩兵が追い付くまでに休息できるはずだ。第48自動車化軍団と第6、第17軍の大半は管理移動(自軍占領下のヘクスしか移動しない場合、疲労度が抑えられる)のみとし、次ターン以降の接敵を目指す。この結果、ジトーミルとウィンニツァは無血占領され、FBDユニットは妨害を受けること無くウィンニツァの3ヘクス南西まで修理を終えた。
黒海沿岸でもオデッサに相当数の籠城が有ると思うが、戦線はルーマニア軍が追いつけない勢いで後退を続ける。これはキエフ方面の主戦線に兵力を回した影響もあるだろう。
北方軍集団のチャージ
補給優先度ではプスコフ周辺は補給線が短縮したため、「最優先」(黄緑)として戦力(CV)をチャージする。第18軍、南方軍集団は移動力を優先すべく「中」(黄色)として前線に急ぐ。
WITE2 第4ターン スモレンスクまで30km
微妙な天候
第4ターンの天気図が左、右が次ターンの予報となっている。
湿った寒気団上の勢力2の低気圧がバルト三国を覆い、北方軍集団戦区では早くも降雨となった。地上は所々ぬかるんで軽い泥濘となっている。次ターンの予報を見ると東に遠ざかるはずで、今ターン大きな前進予定が無い北方軍集団に大きな影響はないだろう。中央軍集団はかなり際どかったが、ぎりぎり前線から西方の雨だった。
ターンサマリーと損害
各戦線で激戦が続き、枢軸軍の損害も増加してきた。ターンサマリーでは兵員2.2万、航空機は389機の損失で、決して小さくない。ソ連軍の戦闘序列は45.5万人のプラスで開戦時以来の再度大動員が掛かったようだ。補給は第1、第4装甲集団の優先度を下げたせいか、要求値が24011トンと比較的少なく、供給量は30068トンでまだ余裕がある。
フィンランド軍の本格侵攻
割と大きなイベントが4つ発生している。
・フィンランドTB(戦域)でレニングラードを北から封鎖するための戦いが本格化した。これ以降、特に何もしなければカレリア地峡北側は史実通り封鎖されると思われる。
・「バルカン半島での成功」が何を意味するのかいまいち分からないが、ゲリラ戦ではなく完全に連合軍勢力を一掃したことを意味するかと。VPを1ポイント獲得できた。
・ソ連領内でもパルチザンが本格化し始め、これより以後、枢軸軍は「ソ連守備隊TB」に部隊を割かれることとなる。
・イギリスはソ連と相互援助協定を結んだ。この政治的土台を元にして大規模なレンドリースへ繋がってゆく。
第4ターン開始時
【北部】
北方ではプスコフ包囲網が簡単に破られ、逆に第3、第36自動車化師団が孤立してしまった(赤い縁取り)。連隊に分割してしっかりと包囲網を形成しなかったためだが(ましてや初戦は赤軍の反撃も無いため戦線は薄くて構わない)、連隊は突破力に劣るためMPが少ない第3ターン時点では難しかった。
しかし第3ターン裏のソ連軍兵站フェイズではプスコフ周辺の赤軍部隊は補給を受けられなかったはずで、包囲はしないよりはした方が良い。ヴォルツ湖方面に分断された赤軍は孤立状態を維持しており、第18軍で殲滅できるだろう。
今回のプレイに限らず、北方軍集団=中央軍集団の間隙は戦力不足になりがちで赤軍が西方にバルジとなる流れが多い。初戦からの増援(歩兵師団)は第16軍に多く割き、陣地化される前にヴェルキエ・ルーキからイリメニ湖まで続く険しい地形を掃討する必要がある。
【中央】
ようやくミンスクまで通じた鉄道修理と集積所だが、装甲集団のMPが劇的に改善されたかと言えばそうでもなく、各師団により結構ばらつきがあるのだ。この辺りは「戦争とは計画通りに行かないもの」と言うのを体現してか、重要なユニットでも最寄りの大規模集積所を使うとは限らない。
史実ではこのターンにスモレンスクが陥落したが、この状況を見るに必ずしも戦況は好ましくない。ヴィテブスク北方は自軍の戦力不足も有り、大森林と荒れ地ヘクスに敵が陣取り、一歩も引かない。
オルシャ周辺でも地峡部のバルジはいささか引いたものの、相変わらず一部はドニエプル西岸に強力なスタックで陣取っている。第10自動車化師団のドニエプル橋頭堡が唯一の頼りで、ここを足掛かりにスモレンスクの手前で一旦大きな突破が必要だろう。
【南方】
ロヴノ=チョルトキウを中心に大きく2つに別れた包囲網は、こちらも師団部分での包囲が甘く、危うく破られそうだったが持ちこたえた。捉えた獲物はかなり大きく、カルパチア山脈北東の機械化部隊はルーマニア、ハンガリー軍には荷が重すぎる。WITE2では、大きな包囲網に囚われた際、前線部隊は下手に動かず、後方部隊のみが可能な限り味方戦線と連絡を取るというドクトリンが見られる。包囲網が完成してもしなくても敵に消耗を強いて進軍を遅らせる効果があるが、脱出の可能性は低くなるかも知れない贅沢な戦術だ(それとも死守命令の再現なのか?)。
プスコフ占領
レニングラードへと通ずる重要な道しるべであるプスコフは、激戦2回で奪取された。その他の籠城部隊も、プスコフ湖沿岸の3個師団を除き第18軍、第4装甲集団、第16軍の一部で攻囲され、すべて潰走した。ヴォルツ湖南東の孤立師団も排除し、いよいよタリンへ向けた第18軍の進路が開かれた。
第41自動車化軍団はペイプス=プスコフ湖間(大河となっている)を東へ渡り、プスコフ北方で第56自動車化軍団と合流を目指す。しかし大森林に籠もる第3騎兵師団の排除には失敗した。
スモレンスク手前での包囲環
WITE1のキャンペーンでも似たような展開になった記憶があるが、今回のほうが少し早いかも知れない。結局ヴィテブスク=オルシャ地峡から続く2つの大河ラインを易々と突破することはできず、第3装甲集団は前ターン貯めたエネルギー(主にCV)を追いついた歩兵師団と共に解き放った。丘陵と大森林地帯にしがみつく赤軍部隊を総当りで後退させ、ヴィテブスク北方をこじ開けた結果、後方に予備部隊は居らず、連隊に分かれて包囲環北翼を固める。
南ではやはり第10自動車化師団の橋頭堡を決壊させ、第2装甲集団をすべて投入した。特にやや後方に居た第46自動車化軍団-ダス・ライヒ師団はMP45を誇り、一気に北上。再度ドニエプルを南から渡って第39自動車化軍団と連結した。
最初の渡河地点に近い第24自動車化軍団は進路啓開役を務め、元々低いMPもあってボリソフから数ヘクス北西に進出するのが精一杯だった。第3、第4装甲師団はかなり消耗し、「予備モード(Reserve)」として紫色の縁取りとなっている。
「再編モード(Refit)」なら補充が優先されるが、予備モードは防御戦闘(4回裏のソ連地上ターンの戦闘)で他のヘクスに派遣される可能性が有るだけで、他に利点はなさそうだ。プレイ当時は多少なりとも優先度が上がることを願ってやってみた(この後も他のユニットでちょくちょくやるが特に効果は無いようだ)。これが裏目に出る。。
いずれにせよ、先鋒はスモレンスクまで30kmまで迫っており、この包囲環を早期に潰せば、中央線戦における初期の最重要拠点を史実に遅れること数週間で占領できそうだ。
南西正面軍の壊滅
ロヴノ=チョルトキウ包囲戦は熾烈を極めた。特に部隊が手薄なカルパチア方面の敵は掃討しきれず6個師団を残したが、それ以外は第1装甲集団(第3,第48自動車化軍団)も東奔西走して主攻勢軸であるウィンニツァ、キエフ方面は一兵残らず殲滅した。各師団は消耗したため、「再編モード」の青枠となっている。敵戦線から3ヘクス以上?離れれば(都市で司令部とスタックすればなお良し)優先的に補充を受けられるはずだ。
この包囲戦では約47個師団を降伏に追い込み、残りの6個師団合計で53個師団。内、戦車師団は5、機械化師団は4となる。本ターンのソ連軍損害は66万人で、内、捕虜は脅威の53万に達した(北方、中央も含むが)。それでも縦深戦線を張ってくる辺り、さすがの補充力だ!
補給優先度
前ターンと逆に、中央軍集団の装甲部隊(第24自動車化軍団を除く)は補給線が伸長するため優先度2(黄色)とした。消耗した第1装甲集団は補充・補給での攻撃力再編を目指し、優先度4(黄緑)としている。








































