Decisive Victory

War in the East (Matrix Games) AAR

WITE2_アップデート(v01.01.02、v01.01.03、v01.01.07ベータ)

下記チェンジログから翻訳。

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2021年8月17日

v01.01.07 – 17th August 2021

 

新機能とルール変更

  • 司令部が移動(移転命令または強制退避)した際に、孤立した支援/マルチロールユニットのルールを変更しました。これらのユニットは司令部が移動した際に除去されるようになりました。降伏の場合と同様に、少量の兵員や装備がプールに入ることがあります。
  • 航空輸送任務にデフォルトで割り当てられる戦闘機の数を減らしました。
  • 運用損失が記録されたときにパイロットが死亡する確率を50%減らしました。
  • Living Manual v1.05.pdfを追加しました(「\Manuals」フォルダ内)。これはゲームバージョン1.01.07までの変更点を反映しています。

 

バグフィックスとAIの改善

  • バージョン1.01.03でマルチプレイヤーゲームにアクセスできない。修正しました。
  • マルチロールユニットがマップ上のユニットに変換できない(ユニットの詳細画面に「変換」が表示されない)。修正しました。
  • 指揮官報告画面のロケーション/ストレージタブのSU欄が常に0になっている。
  • 搬出港が貨物を受け取らない。修正しました。
  • ユニットが潰走すべきところで降伏してしまうことがある。修正しました。

注:実施中のゲームではユニットのデータが潰走の代わりに降伏させられるような形で既に破損している可能性があるため、バグを修正するためには兵站フェイズを経る必要があるかもしれません。

  • パルチザンは、キャンペーン以外のシナリオで(特にパルチザンの少ない地域で)本来よりも効果的に活動できない。修正しました。
  • マルチプレイ画面のHigh (Hight) Water Markのスペルを修正しました。
  • AIアシストによる海上任務でのステージ基地設定が悪く、ルーマニア航空司令部(Romanian Air Command)の海上索敵航空機が含まれていない。改善しました。
  • AI - 1943年にアゾフ海の北側で形成される枢軸軍のAIラインを改善しました。
  • AI - バルト三国における枢軸軍の撤退を改善しました。

 

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2021年8月9日

v01.01.03 – 9th August 2021

 

新機能とルール変更

  • すべての右サイドパネル(工場ナビゲーション、ターンサマリー、航空指令作成、右ユニットバー)と補給詳細ウィンドウにゲーム内のスケーリングを追加しました。この時点で、上部バーエリアを除くすべての部分が設定項目の表示スケーリングパーセンテージの影響を受けます。100%以上で動作している場合、エディタでのこれら右側の変更に問題が見られることに注意してください(エディタは100%で使用するのがベストです)。
  • すべての兵站フェイズ開始時に、海上ユニットの補給優先度が自動的に4に設定されるようになりました。
  • 海上哨戒任務において、任務の範囲が運用損失に与える影響を減らしました。海軍哨戒任務の運用損失を大幅に減らすことができます。
  • 兵站フェイズにおける自動鉄道修理の優先順位を上げ、自動鉄道修理ユニットが作業に必要な物資や貨物を確保できる可能性を高めました。
  • 航空基地建設のシステムを改善し、利用可能な建設ユニットがある場合に建設が行われる可能性が高くなりました。補給/貨物の必要性は変わらないので、低補給地域では保証されません。
  • 航空輸送任務を護衛する資格を得るために、戦闘機ユニットは目標ヘクスの範囲内にいるか、そうでない場合は、ステージ基地が目標ヘクスの範囲内にある間に、ステージ基地の範囲内にいる必要があります。

バグフィックスとAIの改善

  • マルチプレイヤー:セーブをアップロードしようとしたときにインターネットから切断されると、ゲームが不安定になり、クラッシュすることがありました。修正しました。
  • Bug 9103 - 海上支援グループは常に孤立しているように見え、補給されることがありませんでした。修正しました。
  • Bug 9150 - TBコントロールがオンの場合、航空ユニット詳細画面の左下に表示される撤退データをクリアできませんが、オフの場合はクリアできます。修正しました。
  • AIバグ9152と9167 - ドイツ軍のAIは、特に1942年後半から1943年にかけて、多くの拙速な攻撃を行います。修正しました。
  • AIバグ9170 - 純粋なAI(AIアシストではない)は、一部の航空艦隊と航空軍の地上攻撃強度ドクトリンを破損していた。修正しました。

データとシナリオの変更

  1. ソ連軍AIの最初のターンスクリプトを修正
  2. ドイツXXIII軍団は117ターンで解散せず、解散はまったくない
  3. WMBefフランス司令部の指揮官として正しいvon Stuelpnagelが選ばれた(ゲームには2人います)
  4. I./ZG 76は、88ターンでI./JG 76に変換され、98ターンでIV./JG300に変換されます。
  5. 614重戦車駆逐中隊がフェルディナントからエレファント重駆逐戦車に変更
  6. II./JG5はIV./JG4になり、マップではなく114ターンで枢軸軍予備に移動
  7. X SS軍団となるXIV SS軍団は、枢軸軍予備ではなく114ターンにマップに移動
  1. 第23機械化軍団が司令部になり、指揮官が追加され、Stavkaに所属
  2. 第7機械化軍団がマップに配置され、指揮官が追加され、Stavkaに所属
  3. 第69狙撃軍団に指揮官が追加され、名前を修正
  4. ヘクス177,156(現在はソビエト)の支配権を修正
  5. 第5機械化軍団に第109機械化師団を配備
  6. 地上装備221のドイツ軍プール値をゼロにしました
  • 「ヴェリキエ・ルーキ」
  1. OKH(現在Zeitzler)の指揮官を修正
  • Ground.datおよびdevice.datの変更
  1. 新しくブルガリアの地上装備が追加されました(スロット505-536および1500)

 

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2021年7月23日
v01.01.02 – 23rd July 2021

 

重要な注意:このバージョンまたはそれ以降のバージョンでリリースされたすべてのシナリオファイルとデータファイルは、このバージョンまたはそれ以降のバージョンでのみ読み込むことができます。1.01.02以前のバージョンでは、これらの新しいシナリオファイルやデータファイルを読み込むことができません。古いセーブファイルは、このバージョンや新しいバージョンで読み込むことができます。

 

新機能とルール変更

  • 「Display Scaling Percentage」設定を追加しました。これにより、プレイヤーはゲーム表示のスケーリングをコントロールできます。なお、このバージョンを初めて使用する際には、システムは自動的にすべての設定(preferences)をデフォルトにリセットし、ウィンドウズのディスプレイ設定に最適なスケーリング割合で設定しようとします。プレイヤーは設定画面の値にカーソルを合わせてドロップダウンリストから選択することで、スケーリングの割合を変更することができます。ゲームでは、プレイヤーが現在のディスプレイに合ったスケーリング割合のみを選択することができます。スケーリング割合を変更した場合、新しい設定を有効にするためには、プログラムを終了して再起動する必要があります。現時点では、右側と上部バーに表示されるアイテムはスケーリングされませんが、マップや他のすべてのウィンドウはスケーリング設定の影響を受けます。
  • エディタ:シナリオがエディタにロードされると、ユニット/航空群のTB(戦域ボックス)転送フラグが自動的にクリアされます。これらの転送フラグは、ゲーム内の動的状態を表示するもので、シナリオの開始時にクリアされている必要があります。エディタでシナリオを読み込んで保存すると、この情報がクリアされるようになりました。
  • 「Living Manual v1.03.pdf」を追加しました(「\Manuals」フォルダ内)。これはゲームバージョン1.01.00までの変更点に対応しています。

バグフィックスとAIの改善

  • 都市要塞から切り離されたユニットが消える(0,0に配置)。修正しました。
  • 右側バーにある指揮官の写真から解任すると、指揮官は解任されないが、いくつかAPを消費する。修正しました。
  • 航空輸送の後、航空基地で手持ちの燃料がマイナスになる。修正しました(システムは都市の燃料を使用するか、ステージ基地の貨物をプールの燃料に変換します)。
  • まれに都市に保管されている資源/補給/燃料/原油がマイナスになることがある。1.01.00で修正されましたが、whatsnewでは未報告でした。
  • RGOW(戦争の赤い神)でPVO航空司令部のADを作成しようとするとCTD(クラッシュ)が発生する。修正しました(RGOWシナリオでのデータ変更も)。
  • 生産画面の左にある人的資源をクリックするとCTDが発生する。修正しました。
  • 航空部隊の詳細画面で「任務」を選択すると、戦闘機/爆撃機の切り替えではなく、部隊の解散画面が表示される。修正しました。
  • Oranienbaum and Kronstadt(オラニエンバウムとクロンシュタット)のユニットが遮断されても孤立しない。修正しました。
  • ゲームの途中でエディターになってしまう。修正しました。
  • 都市要塞に10個ではなく11個のユニットを装備できる。修正しました。
  • 戦闘報告詳細の一般情報タブのDestroyed/Damagedの数字が正しくない。修正しました。
  • ソ連軍ユニット生産画面で、APコストと使用可能なAPがすぐに更新されない。修正しました。
  • FBD/NKPSユニットに戦闘ユニットと支援ユニットを追加で割り当てることができる(本来はできないはず)。修正しました。
  • イベントウィンドウが開いた際にイベントを開くと、未読数がすぐに減らない。修正しました。
  • 枢軸同盟国の兵員生産で、枢軸同盟国の生産量使用率を使用するのではなく、ドイツ軍のそれを使用している。修正しました。
  • 生産画面のドイツ兵力の構築数が、いくつかの小さなシナリオの開始時にマイナスの値を示していた。修正しました。
  • AI - AIターン中、人間プレイヤーのAOGは割り当てられている上位のAOGを変更する。修正しました。
  • AI - 1943年のソビエトAIの38%でCTDが発生する。修正しました。
  • AI - 支援ユニットのみで、防御側が表示されない奇妙なAI攻撃。修正しました。

データとシナリオの変更

  • 「1941 Campaign」と「1941 Campaign - No Early End」
  1. 第6装甲師団のPz35(t)装備数を、155から160に増加
  2. ゲーム開始時にいくつかの未準備(unready)のソ連戦車師団を、41b戦車師団OBを使用するように変更
  3. 第40自動車化軍団司令部は、1941年8月10日にマップに到着するように変更
  4. ソ連軍の北部攻勢イベントを修正し、マニュアルに記載されている通り、110%のCV要件と一致するように修正(115%でした)
  1. すべてのAssault-Sapper Squadsがゲームから削除され、Engineer-Sapper Squadsが使用される

  2. フェルミー軍団(Felmy Corps)はLXVIII zbV軍団に変更され、LXVIII軍団に名称を変更

  3. 第6SS山岳師団が西ヨーロッパ(WE)に到着するのは113ターンではなく109ターン。VtB(ヴィスワからベルリンへ)に合わせてSSをエリートに変更

  4. WMBefベルギー司令部は96ターンに削除

  5. WMBefフランス司令部は99ターンに削除

  6. WMBefオランダ司令部は104ターンに削除

  7. LIV軍団は第104ターンに第25軍に改称

  8. 第16SS装甲擲弾兵師団は113ターンではなく111ターンにマップに移動

  9. 第269歩兵師団は117ターンではなく112ターンにマップに移動

  10. 第712歩兵師団は115 ターンではなく112 ターンにマップに移動

  11. 第403国民砲兵旅団は116ターンではなく112ターンにマップに移動

  12. 第404国民砲兵旅団は116ターンではなく112ターンにマップに移動
  13. 第405国民砲兵旅団は118ターンではなく116ターンにマップに移動

  14. 第406国民砲兵旅団は117ターンではなく116ターンにマップに移動
  15. 第407国民砲兵旅団は116ターンにマップに移動

  16. 第408国民砲兵旅団は116ターンにマップに移動

  17. 第1SSヴェルファー旅団は108ターンに遅延し、114ターンにマップに移動

  18. WMBefフランス司令部はvon Stuelpnagel を司令官として追加

  19. LXXXI軍団にAdolf Kuntzenが指揮官として追加

  20. XIV/X SS軍団は114ターンにマップに移動

  21. IX SS山岳軍団は112ターンではなく109ターンにバルカン半島からマップに移動

  22. 911突撃砲旅団は第107ターンではなく第114ターンに解散

  23. 第167国民擲弾兵師団は112ターンではなく109ターンにWEに移動

  24. 第711歩兵師団は第108ターンではなく第110ターンにマップに移動

  25. 第3、第4、第6、第7降下猟兵師団はLWからLW-Eliteに変更

  26. 第13降下猟兵軍団はE. Meindlを指揮官とする

  27. XC軍団はE. Petersenを指揮官とする

  28. XXXIII軍団はE. Engelbrechtを指揮官とする

  29. XXXVI山岳軍団は、Karl Weisenbergerを指揮官とする

  30. 第444警備師団を[SG](ソ連内守備隊)に追加

  31. 第286警備師団は110ターンに第286歩兵師団に転換

  32. 第203警備師団は100ターンではなく101ターンに第203歩兵師団に転換

  • 「ヴィスワからベルリンへ」
  1. すべてのAssault-Sapper Squadsはゲームから削除され、Engineer-Sapper Squadsが使用される
  2. 第405国民砲兵旅団は、5ターンではなく4ターンにマップに移動
  3. 第406国民砲兵旅団は、5ターンではなく4ターンにマップに移動
  4. 第407国民砲兵旅団は、5ターンではなく4ターンにマップに移動
  5. 第408国民砲兵旅団は、5ターンではなく4ターンにマップに移動
  6. すべてのハンガリー地上部隊は、1943年歩兵師団のTO&Eに基づいて新しい装備に更新
  7. WMBefオランダ司令部はキャンペーンから除外
  • 「戦争の赤い神」
  1. すべてのAssault-Sapper Battalionを廃止し、Engineer-Sapper Battalionを採用
  2. PVO航空司令部をそのAOG とリンクさせた
  3. 第1親衛戦車旅団は機械化軍団のサブユニットであるため削除
  4. 第1603狙撃師団を第160狙撃師団に修正
  1.  第6装甲師団のPz35(t)装備数を、155から160に増加
  • OB.datの変更点
  1. 枢軸側の要塞地帯を建設可能にした。40を上限に建設コストは4AP
  2. 42aのスキー旅団を生産可能とした
  3. 1944年のハンガリールーマニアのOBを更新
  4. ソビエト騎兵機械化集団司令部を追加
  5. 41 Motorized Brigadeからアップグレードした42 Soviet Motorized Brigadeを追加
  6. ソビエト機械化旅団と自動車化旅団は、同じビルドチェーンを使用してビルド制限面で統合される
  • w_device.datおよびw_gtype.datファイルの変更 - 様々な要素のロードコストや生産コストなどに若干の調整を加えましたが、それほど大きな変更ではありません。工兵の戦闘力を小銃分隊の戦闘力に戻しました(3)。
  • w_ground.datファイルに新しい地上装備を追加しました
  1. ルーマニア
    41 Bicycle Recon Squad - 6/41 - 終了 (歩兵連隊付偵察小隊)
    41 Mot.Recon Squad - 6/41 - 終了 (戦車師団の偵察ユニット)
    43 Armored Recon Squad (Sdkfz 250) - 10/42 - end (戦車師団の偵察ユニット)
    42 SMG Recon Squad - 1/42 - 終了 (歩兵連隊付SMG小隊)
    41 Motorcycle Squad - 6/41 - 終了 (各種偵察ユニット)
    75mm PaK40 - 10/42 - 終了(42年の装甲師団、44年後半の歩兵部隊)。生産数限定。
  2. ハンガリー
    41 Recon Squad - 6/41 - 終了 (一般的な偵察ユニット)
  3. フィンランド
    7.62mm AAMG - 6/41 - 終了 (歩兵)
    75mm野砲 - 6/41 - 終了 - おそらくアメリカから輸入された75K/17「ベツレヘム」が最も一般的
  4. スロバキア
    騎兵分隊 - 6/41 - 終了(歩兵連隊付き偵察として始まり、後に警備師団でも使用された)
  5. 自転車偵察分隊 - 6/41 - 終了(ほとんどの部隊で標準的な偵察装備)
    オートバイ分隊 - 6/41 - 終了(自動車化ユニットの標準的な偵察装備)
    労働分隊 - 6/41 - 終焉(標準的なもの)
    50mm迫撃砲 - 8/43 - 終了(後に歩兵や警備ユニットに採用される)
    88mm対空砲 - 6/41 - 終了(快速部隊や後期歩兵部隊で限定的に採用された)
    LT-33 - 6/41 - 終了 - Tančík vz. 33 - Wikipedia
  6. イタリア
    Recon Squad - 6/41 - 終了(標準的な歩兵連隊付き偵察小隊)
    Mot. Recon Squad - 6/41 - 終了(自動車化および戦車ユニットにおける標準的な偵察装備)
    12.7mm AAMG - 6/41〜終了(AAMG大隊)
    88mm対空砲 - 6/41〜終了(重AAA大隊)
  • 新しい写真
  1. 指揮官(写真差し替え)
    859 Dashichev Ivan
  2. 地上装備
    484 7.62mm ItKk/31 Twin AAMG
    485 75mm K/17 Field Gun
    486 Recon Squad
    487 Motorized Recon Squad
    488 12.7mm Breda AAMG
    489 88mm Flak18 AA Gun
    490 Bicycle Recon Squad
    491 Motor Recon Squad
    492 Armored Recon Squad
    493 SMG Recon Squad
    494 Motorcycle Squad
    495 75mm PaK40 AT Gun
    496 Recon Squad
    497 LT vz.33
    498 Cavalry Squad
    499 Bicycle Recon Squad
    500 Motorcycle Squad
    501 Labor Squad
    502 50mm GrW 36 Mortar
    503 88mm vz.36 AA Gun
  • Leader.datファイルに新しい指揮官を追加 - 650 Cocorascu, Traian
  • 「戦争の赤い神」「赤軍の復活」シナリオのターン毎APの説明を.txtファイルで修正しました。 

南西正面軍の崩壊 AAR その10

第14ターン~第17ターン

スムイ包囲網の殲滅は15ターンまで続き、タイフーン作戦のために第2装甲集団と第2軍を失った南方軍集団は、その後特筆すべき進撃はできませんでした。最後は疲れ果てた第1装甲集団を主力にハリコフ奪取を目論みましたが、キエフ陥落が14ターンになった影響で兵站が思いのほか苦しく、また意外とソ連軍は戦力を残しており、果たせませんでした。下記に各ターン開始時の兵站線と戦線の推移を纏めています。

やはり兵站線をどの様に進めて、どのように集積所(操車場が元となる)を置くかが鍵になりそうです。勿論ある程度の計画性が必要ですが、ただ猛烈に一方向に進めばいいという訳でもなく、進む先に操車場は整っているか、スーパー集積所が必要なタイミングではないかなど、戦況に合わせて臨機応変に変更してゆく柔軟性が求められそうです。

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史実に劣る進出ライン

スムイ包囲戦は史実のキエフ包囲戦よりも規模は小さいものの、およそ32万の捕虜を得て、狙撃師団を中心に46個師団を殲滅しています。15ターンが終わるまでにソ連軍は戦車/機械化25個師団を含む119個師団、126万人を喪失しました。その内、完全損失は捕虜93万人、戦死14万人で人的損失全体の約85%となります。敵の野戦軍撃滅という側面では史実を上回る戦果かと思いますが、最終的な進出ラインは史実に比べて見劣りします。ドンバス地方への進出ができていないのと、オデッサペレコプ地峡(クリミア入口)を占領できていない点です。

ちなみにWITE1での同じ頃の進出ラインはこの記事を参照して下さい。何と途中から第1装甲集団を欠きつつ(タイフーン作戦参加およびドンバスで燃料枯渇)でドン河に達しています。これを見ると最も大きな違いはやはり赤軍戦力です。いくつかの包囲撃滅戦を経て、南方軍集団前面に敵影が無くなったのを記憶しています。当時のプレイでは、史実よりも早く始まったタイフーン作戦に釣られソ連軍が戦力を中央戦線に回さざるを得なかったのもありました。WITE2のこのシナリオでソ連軍の増援が多いのは、単体シナリオとしてバランスを取る狙いがあるかと思います。

また、大きいのはオデッサですね。ここが早期に落ちると海運を使った補給でクリミア、ドンバス方面への補給が楽になり、また違った結果になったかと思いますが今回は舐めすぎました。14ターンと17ターンにもルーマニア第4軍は総攻撃を実施し、最終的にはソ連軍兵力を5個師団、3.7万人にまで減らしました。これは恐らくペレコプ地峡が危なくなってきたのでセバストポリへ撤収を開始したのもあると思います。最初から大兵力(+航空戦力)で攻撃の必要があるのは確かですが、今回のように赤軍が8個師団もの兵力を置いてくると正直難しいです。自動車化軍団の1個でも回してペレコプ地峡を早めに奪取し、クリミアからプレッシャーを与えるのも手だと思います。

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ベストな戦略とは

クリミアへプレッシャーを与えるのと同時に、ドンバスへの侵攻をスピードアップするには、第1装甲集団を史実と同様ドニエプル屈曲部に進ませるのが良いと思います。敵が依然としてキエフとドニエプルに固執してくれれば第2装甲集団と背後で手を結ぶことができるかも知れません(AIが利口なので恐らく無いでしょうが)。それにはドニエプル下流への兵站前進が不可欠ですが、ルーマニア鉄道修理ユニットが14ターンで撤退することもあり、ドイツ軍FBDはキエフの手前で複線鉄道をドニエプル河に沿って南東に修理して行くのが良いでしょう。キエフの陥落まで待っていられないし、キエフ以東やジェスナ河流域には大きな操車場があまり無いのです。ゴメリは第2装甲集団の登場とともに自動転換されますので、ジェスナ河流域はそれに任せれば問題ないです。

ただ、今回のようにドニエプル手前で大きな損失を与えても赤軍が後退してくれない場合は、ドンバス手前でもう1度大きな会戦があり、その間第2装甲集団は遊んでしまうかも知れません。あとキエフからスムイ、そこからジェスナ河沿いは湿地帯であることも要注意です。何気にハリコフ周辺も森林や河川があります。歩兵随伴のない第2装甲集団に大きな期待はできません。WITE2では全体の地形が前作よりも厳しくなっている印象です。また道路の有り難みがいまいちピンときていません。

 

勝敗

最終的なVPは以下の通りでソ連軍の限定的勝利でした。オデッサペレコプを占領していれば引き分けという所でしょうか。

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損失

ソ連軍の兵員(Manpower)と火砲(Gun)には3つの包囲戦による山がありますが、AFVは第2の山まで、すなわちドニエプル以西で既に多くが失われたことを示しています。航空損失については最初の奇襲は別にして、その後の損失ではキルレシオ(空戦だけはないですが)がそれほど大きくないですね。これは私が空軍の扱いに慣れておらず、運用損失等でかなり失っていることもあります。

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兵力の推移

第10ターンからの枢軸軍の盛り上がりは第2装甲集団/第2軍の来援と撤収です。それにしても終始、枢軸軍が50万人程度上回っているのは意外でした。

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南西正面軍の崩壊 AAR その9

急速な後退
第1、第2装甲集団により大きな挟撃の危機にさらされた赤軍主力は、戦線を大幅に縮小、キエフ北東の突出部は放棄され、クルスク、スムイ西方のラインで密集隊形となりました。
ただしクルスク西方の赤軍戦線は下げ過ぎだと感じます。自ら湿地帯とセイム川(Seym)を放棄し、第2装甲集団とのレンジを空けたのでしょうが、歩兵を欠いた第2装甲集団にしてみればセイム川の渡河に時間を取られることが無くなるため、好都合です。
第1装甲集団右翼でも、ポルタヴァ(Poltava)西方に敵ユニットが見えず、容易に突破できそうに見えます。実際ここから攻撃を開始しますが偵察に掛からなかっただけのようです。
チェルカッシーから南でも距離を空けて時間を稼ぐ遅滞戦術で後退を続けています。装甲部隊が北に転進したため、南部の枢軸軍は歩兵を中心に敵支配地域を切り開かねばならず、戦力を維持しながら容易に進軍できる訳では有りません。
FBDは遅ればせながらキエフ南西50マイルまで複線鉄道の転換に成功し、ウィンニツァの操車場を中心にドニエプル越えに第1装甲集団に補給しますが、各師団は兵站用に自らのトラックを使用するため、MPは30台が中心となっています。

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薄氷の包囲網
クルスク方面からの突破を伺いつつ、セイム川で阻止されていた第47自動車化軍団も加え、第2装甲集団はその隷下の3個軍団を結集してスムイに向けて南進しました。麾下の歩兵を持たない装甲部隊が大きく啓開しつつ突破を継続するのは難しいものです。第2軍の各歩兵師団もリカバリーに動いていますが今ターンには間に合いませんでした。結果、スムイ周辺の荒れ地を避けた第24自動車化軍団はクラスノポリエで予備の赤軍3個師団と激戦になり、遂に破ることはできませんでした。なるべくZOCを残さないように散開することに留めたのですが、クラスノポリエ北方30マイルでは、第24、46自動車化軍団司令部のみで構成されるヘクスを残すというミスをしています。

南方からは第1装甲集団が正面突破を避け、手薄に見えた東側面からスムイを目指します。対岸に赤軍部隊は居たものの、歩兵の援護も受けて突破に成功した各自動車化軍団は一路北上します。ただ補給源から離れすぎた事によるMP不足と、森林地帯に足を取られ市には到達できずZOCによる占領となりました。先頭の第16装甲師団は、北翼の第10自動車化師団とZOC連結して薄氷の包囲網を完成させました。破られることはほぼ確実なものの、道路や鉄道は塞いであるため大きな脱出は防げるはずです。

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ポケットを破られるも・・
3週間かけたスムイ西方の赤軍包囲ですが、第13ターンでようやくしっかりと捉えることができたようです。今後こそ南西正面軍は崩壊するのでしょうか!?

AI赤軍は第1、第2装甲集団間、つまりスムイとクラスノポリエを連絡するものとばかり思っていましたが、包囲網内側からスムイを奪還したものの、クラスノポリエは強化しただけで大規模な回廊を作ろうとはしませんでした。恐らく脱出した部隊もほとんどいないと思います。

その代わり第2装甲集団の軍団司令部スタックを弱点と見たのか、これをオーバーラン(後方に避退する)し、戦車師団で回廊を形成しました。
しかしこの回廊はいかにも細すぎ、第1、第2両装甲集団は戦力維持のためなるべく動かず、この回廊をへし折って包囲網の脆弱な箇所を強化することだけに集中しました。これだけの大部隊が集中しながら戦闘は極めて限定されたものとなり、考えてみれば非常に奇妙ですね。

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第13ターンの損害
最前線での制空権が十分に確保できず、AtoAで失われた機体が多数に上りました。またかなり無理強いしている装甲部隊の用兵により、AFVの損失が1,000両に達しています。シナリオ開始時が約1400両ですから結構多いですね。

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南西正面軍の崩壊 AAR その8

グデーリアン来る
第2装甲集団の一部(第24自動車化軍団)と、第2軍がマップ北端から降ってきました。ゴメリを中心に思ったよりも広い範囲で登場しましたが、兵站は大丈夫なのでしょうか?
ゴメリには集積所がありますが、そこから伸びる鉄道の修理と集積所(操車場)の存在が気になります。CPPが0なのと他の2つの自動車化軍団(46、47)と歩調を合わせるべく、24軍団はこのターンに移動しなかったのですが、結果的にこれはまずかったようです。グデーリアンならそんな愚策は打たないはずですが。。

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伸び切った補給線
前述した通りブレスト・リトフスクへの鉄道打通など余計なことをしていたFBDユニットの主要鉄道修理は大幅に遅れ、第10ターンにようやくウィンニツァに届きました。集積所の容量が足りず、ルーマニア鉄道修理ユニットが地道に進めてきたルーマニア国内から伸びる単線鉄道上の集積所にもかなりの部分を頼っていますが、やはり赤い線で示されるトラックによる兵站線は伸び切り、ジャシュコフ包囲戦が終わったばかりということもあってドニエプル渡河に向けた具体的なアクションは起こせませんでした。

史実ではこの時点で赤軍はドニエプル対岸に陣を移したと考えられ、その点では枢軸軍の進撃速度は遅れ気味です。AIにしてみれば確かにドニエプロペトロフスク、サポロジェ辺りの大屈曲部まで下がって疲弊しつつ戦線を伸長するよりも、各小河川を頼りに直線に近い戦線で踏ん張った方がまだ分が良いかも知れません。ドニエプル河という障壁は他の河川より遥かに大きいはずですが、そこは前作同様、河川は大小2種類しかないのが少し残念なところ。

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放棄されたドニエプル
突如頭上を脅かされた南西正面軍は、ドニエプル上流の防衛ラインを放棄しました。キエフに足止めとして2個狙撃師団と空挺旅団を置いた他は、チェルカッシーから北に戦線を折りたたみ、主力は第2装甲集団、第2軍方面に向けて展開しました。ここで注目に値するのがその防衛ラインで、普通考えられるジェスナ河沿いではなく、更に数ヘクス東側の湿地帯にしてきたことです。ここには要塞レベル1の陣地線が一部構築済みで、やはりAIは大河川よりも戦線直線化と相手との間合いを優先してきました。

呼応できない第2装甲集団
チェルカッシー北西から無人のドニエプルを続々と渡河した第1装甲集団はスムイ西で赤軍防衛ラインの一網打尽を目論みます。ウダイ川(Uday)周辺では戦車戦と対戦車旅団の待ち伏せにより戦車を相当失いましたが、第25自動車化師団は湿地帯を突破しました。一方の第2装甲集団ですが、今ターン登場した第46、47自動車化軍団はCPPが皆無で、ジェスナ河から更にレンジを空けられた赤軍主戦線に接敵はできても破ることはできませんでした。前ターンに第24装甲軍団単独でも楔を打っておけばここまで整然と防衛ラインを作られることは無かったでしょう。

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損失
第11ターン(Current Turn)の損失。第1、第2装甲集団の強引な戦闘により、AFV損失は枢軸軍が上回りました。

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南西正面軍の崩壊 AAR その7

ジャシュコフ包囲戦
第8ターン開始時、ドニエプル前面のソ連軍防衛ラインは、キエフから南へ100マイルほど小河川沿いに伸び、河川の途切れるジャシュコフ周辺で東へ屈曲して南ブーク川の支流、本流沿いにボズセンスクまで下っていました。
対するキエフ南方のドイツ軍は第6軍と第1装甲集団所属の第29、55軍団でした。第1装甲集団は唯一の突撃指令部であり、所属部隊のCPPは通常の倍の速さで回復します。3つの自動車化軍団のみだと指揮能力に余裕があるため、これら2個歩兵軍団も隷下に加えていたのです。防衛ラインを突破するに当たってはこの2個軍団が尖兵となり、河川の途切れる箇所を突破口に30マイル幅の穴を空けました。第14自動車化軍団はそこからドニエプル沿いの複線鉄道に沿って南下します。
南はどこから食い破るかが課題でしたが、あまり南下し過ぎると北方部隊と連絡できなくなるため、こちらもキロヴォグラードに通ずる鉄道に沿った河川の切れ目に第11軍が楔を打ち、2個自動車化軍団が強引にこじ開けました。キロヴォグラード西方では予備の戦車師団のZOCに捕まりましたが、北方から第16装甲師団が駆けつけ、間隙を塞ぎました。
第9ターンは殲滅戦となり、またもや約30個師団の大捕物となったのでした。

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この時点でソ連軍の損害は82万に膨れ上がり、AFVの損失も6千両に達しています。
ドニエプル渡河を前にして南西正面軍には壊滅的な損害を与えたと考えられますが、チェルカッシーからキロヴォグラード前面でまだ戦線を張ってくるあたり、さすが無尽蔵の補充力で、キエフ奪取には第10ターン以降に増援される第2装甲集団の協力が必要なようです。
このターンにはウィンニツァから西方で降雨となりましたが、地上はまだぬかるんでおらず、次ターンはまた高気圧で晴れの予報となっています。

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オデッサ第1ラウンド
オデッサ攻囲部隊であるルーマニア第4軍は、第2軍団のみで最初の総攻撃を実行に移しました(本当は威力偵察でごまかしたい)、なんと敵は南部正面軍隷下、第9軍狙撃8個師団でした!
兵員、火砲数とも倍以上の相手にルーマニア3個師団は壊滅的な損害を被ってしまいます。これはルーマニア第4軍総出+ドイツ軍の1個軍団位の戦力は最低でも欲しいですね。17ターンまでには落ちそうもない(落とそうとすると他戦線に穴が空く)ですが、取り敢えず包囲は続けます。

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