Decisive Victory

War in the East (Matrix Games) AAR

第56ターン 南部戦線(再びドン河に達す)

再三包囲網を突破され、東方への進撃速度が危険なほどスローダウンした南方軍集団。クリミアではようやく敵戦線を東西に分割したがセバストポリ北方には大軍が陣取り、攻略には手間取りそうだ。
7月9日、陸軍総司令部は軍集団司令官をクライストルントシュテットからボックへ変更した。また、セバストポリ攻勢担当の第54軍団長にモーデルを、第11軍司令官にマンシュタインを指名した。
 
問題のドン・ドネツ間だが、1941年中に何度も心掛けてきた「装甲の楔」とやらを久々にクライストに思い出させた。戦線が完全に膠着する一歩手前で、抵抗する敵を尻目に前方へ突進するのだ。敵に立ち直る隙を与えず、去年よりはより抜け目なく。
エネルギーを蓄え気味だった各装甲軍団はカリトヴァ川の橋頭保から打って出て、立ちふさがる敵は優勢な戦力ですべて北か東へ排除した。
 
第48装甲軍団は今度は南からドン河に達し、その西側を第3装甲軍団が並走する。第4軍団は下手に動かず密集隊形でスタックを組み、新たに飛び込んできてくれた敵の戦車集団を第6軍、第1装甲軍と共に、隙間なく敵の主戦線と切り離した。
 
手元の資料([詳解]独ソ戦全史)によると、1941年に壊滅した赤軍戦車部隊は、敵の装甲師団に対抗すべく3個旅団編成で「戦車軍団」を編成した。戦車定数は中戦車(T-34)98輌、軽戦車70輌、計168輌で、1942年中に28個作ったとある(7月までに26個)。史実通りである場合、新しいドネツ包囲網で早くもその半分以上を捕捉したことになる。
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