第42~45ターンの4週間は、例によって泥沼と化したロシアの大地で両陣営とも身動きが取れなくなった。
下のマップは「鉄道損害表示ボタン」を押した状態で、緑丸は狭軌に転換/修理済みを示す。枢軸陣営の鉄道工兵が開戦以来せっせと転換/修理してきたものだ。赤丸は未転換でソ連の広軌鉄道であり、補給源として使えない。また、一旦転換した鉄道もパルチザンの破壊活動によりダメージを受ける。所々オレンジ色になっているヘクスの多くは、転換途中、または破壊活動により使用不能となっていることを示している。
バルバロッサではモスクワ攻略を重視したため、南方、殊にウクライナ南部の鉄道転換は後回しとなっている。
この画面では枢軸軍の補給概要も分かる。薄いグレー掛かっているヘクスは補給源(鉄道末端)から25MP以上離れており、補給が届きにくい地域だ。泥濘の為、鉄道からそう離れていなくても地形と鉄道破壊によってはこの状態になる。
黄緑で囲まれたFBDユニットは手動でグイグイ鉄道修理を行える。これらはゲームの趨勢をも左右する貴重な部隊だが、開戦時から4個しか存在せず、第48ターンにようやく1ユニット増援される。
現在、枢軸軍は泥濘や鉄道転換に関連して問題を抱えている。
1.ババエヴォ作戦準備が進まない(北)
2.ババエヴォ作戦準備が進まない(南)
3.クリミア半島の補給難が深刻
泥濘が輪をかけ、最前線は完全に孤立している。