開戦から12日目、巨大な戦場にも関わらず、その得意の電撃戦の威力をまざまざと見せつけたドイツ軍。
両軍の戦力を比べてみると、枢軸軍の動員がじわりじわりと増加しつつある。
一方ソ連軍は第2ターンから横ばいか、若干下がっている。
さすがの東の巨人も、精密な戦争機械による一撃に少しばかりよろめいているのか。
南方戦線では国境のできるだけ近くで敵主力を殲滅する、という基本方針が成功しつつあり、これら2か国の参戦も当然と言える。
第3ターン開始時点では、判明しているだけで24個のソ連師団が各地で孤立している。
特に南方は、テルノーピリ包囲網が維持されたのが極めて大きい。
これらの部隊が殲滅されると、さすがのソ連南西正面軍も戦線建て直しが難しいのではないか。
北方と中央では、装甲部隊の燃料が所要量の2~3割に低下し、今ターンは息切れしそうだ。
第3装甲集団はヴィテブスク北から素早く森林、湖沼地域を突破する予定だったが、ポロツク西の包囲網は繋がれ、同市は奪還されている。
増援も到着しており、北からのモスクワ-スモレンスク街道の迅速な閉鎖は失敗のようだ。