Decisive Victory

War in the East (Matrix Games) AAR

南西正面軍の崩壊 AAR その1

初戦シナリオ第3弾。最も規模が大きい南方軍集団の戦いです(The Destruction of Southwestern Front)。

期間は「Road to Leningrad」より1ターン長い17ターン(10月12日週)迄で、ここでも泥濘前にどこまで進出できるか、という観点でしょうか。中央軍集団は練習用シナリオ2の「Road to Minsk」しか無いのが残念ですが、本シナリオにおける選択肢の多さは3シナリオ中随一で、かなり大作感があります。

今回は第4章までのルールとプレイヤーズノートを参照しつつ、引き続きWITE2独自のシステムに慣れることを主眼にざっくりプレイすることとしました。そこで下記のような言い訳を用意しています。

・FOWあり

・航空戦は手動だが、枢軸同盟国に関しては積極的に管理しない

・指揮官の交代等は実施しない(評価しない)

・支援ユニットの管理は実施しない

・修理する鉄道路線に関しては、厳密に計画しない(セオリーが分かれば良い)

・集積所以外の兵站は適当(生産は気にしない)

グデーリアン増援に対するAIの反応が不明なため、クライストは史実同様の戦略を取るとは限らない

 

第1ターン

WITE2のマップは様々な表示方法があり、どの場面で切り取るかでもかなり表情が異なります。下図は第1ターンの航空フェイズが終了した時点で、開戦初日に襲撃した敵飛行場に爆弾マーク、偵察ヘクスに飛行機+カメラ?マークなどが表示されていますが、第1ターンの航空指令は特に弄っていません。第1ターンは敵飛行場攻撃が綿密に計画されているため下手に変えないほうが良いと思います。

 

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ハンガリールーマニア、第11軍を始め、第1ターンの南方軍集団にはMP0の凍結ユニットが多いのもお約束です。ただしソ連の自動車化部隊は開戦準備ができていたため、すべて予備モードとして反応移動が可能とのこと。

ルーマニア国境で相対するソ連南部正面軍はドイツ軍がリヴォフ南東(ヘクス187,187)に達すると凍結解除されるとのこと。このルールを確認したのが実は今で、どおりでルーマニア軍が動き始める前(第1ターン裏)に赤軍部隊が後退戦術を取ったのに合点がいきました。

 

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開戦初日の襲撃により、地上撃破は1,055機と大きな戦果でしたが、He 111H-3の地上支援に護衛がつかないことがあり、多数を撃墜されました。

 

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第1ターン表(枢軸ターン)終了時。第6軍、第17軍とも、国境に展開する敵ユニット掃討にはほぼ成功しました。もう少し苦戦を予想していたのですが、やはり高いCPPでの攻撃は何にもまして威力を発揮するようで、同じ戦力のユニットでもCVが3倍位変わってきます。感覚的には標準的な国防軍歩兵師団8-14(これはWITE1とも近い)が24-14になったりする訳です。また、用意ができているはずの敵予備ユニットの反応移動も有りませんでした。これは非常に大きな奇襲効果ですね。

戦闘が行われたほとんどのヘクスには、黒い星と数値が記載されていますが、これが新しい概念「戦闘遅延ポイント」です。

 

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当該ヘクスでどれだけ激戦が展開されたかを図る指標で、このヘクスへの進入は普通にできますが、離れる時に数値分余計にMPが消費されます。しかも自動車化部隊は3倍らしいです。これに関しては第1ターンの特別ルールもほぼ無いため、突破啓開用のヘクスは気を付けないと装甲部隊が渋滞することとなります。応急攻撃で圧倒的なオッズで勝てばこの数値は低くなり、陣地攻撃でオッズ比の分が悪ければ悪いほど数値が高くなる傾向にあります。

マップを見ると赤軍排除に失敗したヘクスは迂回しており、また交通の要衝的なヘクスでもこの数値は低く抑えられたため、このターンに移動できる5個の自動車化/装甲師団ウクライナ領内に最大7ヘクス(約110km)ほど進撃できました。

初期配置でのFBD(鉄道修理ユニット)は、リヴォフ西方に1個います。あと嬉しいことにルーマニア軍も修理能力ではドイツ軍には劣るものの鉄道修理ユニットを自国内に保持しています(14ターンに撤退しますが)。

プレイヤーズノートでも「複線鉄道の修理はまずリヴォフを目指せ」とのことでしたので、まずは同市の奪取を目標として装甲師団2個での包囲に成功しました。後から分かったのは、リヴォフ自体に大きな部隊はおらず、応急攻撃で占領できたかも知れません。

 

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第1ターン終了時点での両軍の損害です。リヴォフ西方では第11装甲師団がAFV325両を誇る第8戦車師団と激しい戦車戦を行い、空軍の支援で戦闘には勝利したものの、開戦時の141両中、40%にあたる55両を失うという大打撃を受けています。またその追撃戦でも第16装甲師団が29両を失っており、AFV損害が膨らみました。対する第8戦車師団は205両を失いましたが、潰走することなく後退したのでした。第11装甲師団はこの損害での戦力低下が後々まで響くことになります。