Decisive Victory

War in the East (Matrix Games) AAR

祖国防衛 ー WITE2 ソビエト側 AAR_4 第15ターン

T15 - 1/17/2021 2:26:34 PM(第15ターン)
loki100
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1941年10月4日

背景

8月10日までに北方軍集団は、ノヴゴロド北方の鉄道を保持しているソ連ルガ作戦集団を撃破し、レニングラード-モスクワ間の主要鉄道をほぼ切断しました。中央軍集団は90マイルに渡って前線を突破し、モスクワに向けての大規模な攻勢を開始しました。 幸いなことに、貧弱な地形と継続したソ連軍の抵抗により独軍の前進は阻止されましたが、週の終わりまでに15以上のソ連師団が粉砕されました。ウクライナでは第5軍がキエフを保持していましたが、ドイツ戦車部隊がチェルニゴフ(訳注:キエフーゴメリの中間東寄り、ジェスナ川西岸)を押しのけ、チェルカッシーでドニエプルを渡河しようとしたため、ソ連の戦線は脅威に晒されました[1]。

 

8月17日まで、ドイツ軍はヴォルホフ川に沿って押し進み、レニングラードの脅威は増大していました。モスクワ方面ではドイツ軍が第24軍との激戦でヴィヤジマを占領したため、更に状況が悪化しました。2つ目のドイツ軍攻勢軸もカルーガに向かって着実に前進していました。ウクライナでもドイツ軍の2つの攻勢軸がキエフを包囲の危機に陥れ、STAVKAは部隊に後退の許可を与えました[2]。オデッサの陥落は枢軸軍に高いコストを払わせました。特にルーマニア軍はこの都市の占領に伴い、25,000人以上の兵力を失いました。

 

8月24日にはレニングラードの孤立化が進み、増援と補給のために一本の線路に依存するようになっていました。レニングラード正面軍が市街自体の防衛を準備をしている間、北西正面軍部隊はヴォルホフ沿いのドイツ軍占領地を奪い合っていました。補給難がドイツ軍先鋒に影響を与え始めたため、中央軍集団の猛攻は鈍化し、STAVKAは利用可能なほぼ全ての部隊をルジェフ-カルーガのラインに集中させました。戦闘準備を欠いた隊形[3]により、ウクライナソ連軍は着実に後退していきました。

 

8月31日までに、ドイツ軍の大規模攻勢によりレニングラードは封鎖されました。モスクワの危機にもかかわらず、チフヴィン(訳注:ラドガ湖南東60マイル)とラドガ湖の港湾を保持するため、STAVKAは北西正面軍増援に全予備兵力を投入しました。モスクワ方面のドイツ軍は一時的に牽制され、連絡路を脅かしていたヤルツェボ近くのソ連軍突出部を一掃するため、いくつかの部隊を迂回させる必要がありました。ウクライナの枢軸軍はヘルソン(訳注:ドニエプル河口付近)を占領し、ドニエプルを渡河しました。その他の地域では、後衛部隊がドイツ軍の進撃を遅らせるために重要な鉄道分岐点にしがみついていたため、戦線としての形跡を留めなくなりました。

 

9月になるとレニングラードでは少し落ち着きを取り戻しました。ソ連軍がムガを奪還したため、新たな師団を用いて包囲は一時的に解除されました。モスクワへの脅威も容易に解除され、ドイツ軍の主な攻勢は、南方からブリヤンスクを遮断しようとしていました。

 

9月14日、ドイツ軍は再びレニングラードへの陸路を封鎖しましたが、ソ連軍の大規模な反撃ではヴォルホフ川の西岸を奪還していました。ソ連の騎兵部隊は北方軍集団[4]の後方深くに回り込みました。モスクワではドイツ軍が予備正面軍を攻撃し、ルジェフを占領しました。ソ連軍のブリヤンスク陣地は、中央軍集団の一部がオリュール方面を攻撃したため、2つの攻勢軸の挟み撃ちで脅かされていました。ウクライナのドイツ軍は、最後のソ連による組織的防衛ラインを突破し、ハリコフ郊外に達しました。

 

9月21日、レニングラードで運命の逆転が見られました。 レニングラード正面軍の部隊が東に向かって攻撃している間、ソ連ヴォルホフ攻勢はより大きな前進を見せました。週末までに狭い10マイルの回廊だけが都市を孤立させました。ドイツ軍は予備正面軍戦線に大損害を与え、モスクワへの進撃を再開しました。ブリヤンスク北方で更に前進したため、ソ連軍は包囲を避けるため同市を放棄しました。ウクライナではソ連の抵抗ではなく補給不足がドイツ軍の前進に対する制約でした。

 

10月上旬

何をするか詳細を考える前に、新しいユーザーインターフェイスでは、ゲームを開始するか新しいターンを開くたびに開かれるターンサマリーがあります(必要に応じてオフにすることも可能)。 これをどの程度使用するかは、プレイヤーの注目度によって異なりますが、便利な概要を提示し、他のいくつかの画面にアクセスできます。私は大まかに予備から再編成した約3個狙撃師団を、マップに移送しています。

しかし一番下の「戦闘ユニット警告(combat unit alerts)」を一覧すれば、私が抱えている基本的な問題が見えてきます。約6分の1のユニットが「兵員不足(understrength)」とみなされ、124個のユニットが「準備不足(unready)」、7ユニットが「兵力枯渇(depleted)」し、35ユニットが孤立しています。私が確実に所持した戦闘準備の整った狙撃師団は162 個しかありません(その内50個のTOEは60%以下でした)。事実上、赤軍は崩壊の危機に瀕しています。

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天候は非常に重要になります。次ターンには前線の大部分で降雨が予想されており、これは非常に歓迎すべきですが、運用面ではわずかな影響しかないでしょう。前線の大部分には軽い泥濘があり、これは MPコストを増大させ、攻撃時の戦力低下を招きますが、 攻勢作戦を停止させるほどではないでしょう(また、通常もしくは良好な道路があるヘクスでは比較的影響は少なくなります)。

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レニングラード

前ターンのソ連軍の前進は、強力な反撃を呼び込みました。市街はまだ10マイル幅でしか孤立していませんが、その間隙は強力に保たれています。北西正面軍は大まかに言って攻勢発起線に押し戻されました。 これにより、CPP(Command Preparation Points=戦闘準備ポイント)が回復する機会が得られるまで再攻撃はできなくなりました。この地区におけるソ連軍の重要な問題の1つは、実質的な増援を得ることが非常に難しいことです。つまり最前線のユニットは時間経過と共に弱体化します。

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モスクワ

ここではソ連軍がまともな防御線を保持しています。最前線から市街までの地形、特に鬱蒼とした大森林地帯は過酷になっています。ここではミンスク-モスクワ自動車道路が両陣営にとっての鍵となります。この道路では移動速度が大幅に向上するため、ソ連軍が支配を失ったなら、装甲部隊は突如として機動性を取り戻します。

全体として、本地区では弱体化したユニットを退却させて補充し(モスクワ自体が国家供給源です)最前線に戻るのが容易なため、ある程度深刻な損失を吸収することができます。

マップには表示されていませんが、トゥーラは脅威に晒されており、枢軸軍が取り得る効果的なルートになる可能性があります。開けた地形は、すべての防御に優れた地形を迂回する機会を有し、オカ河は11月下旬までに凍結する可能性があります。

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ウクライナ

ドイツ軍はクルスクとハリコフに達し、ドネプロペトロフスクとサポロジェは包囲されています。防御ラインの構築は幻想であり、部隊のほとんどは攻撃されれば敗北するでしょう。唯一明るい点は、ドイツ軍がクリミアへ侵入していないことと、セヴァストポリがもう1つの巨大な要塞と化していることです。

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ソ連軍の損失はすでに220万人を超えており、そのうち140万人が完全損失となっています[5]。

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航空戦は実際にはそれほど悲惨ではありませんでした。VVS(Voyenno-Vozdushnye Sily:ソ連空軍) がルフトヴァッフェとの直接交戦を避ければ、1941 年には(歴史的にそうであったように)かなり効果的になります。ルフトヴァッフェは全戦線をカバーすることはできませんが、問題は重要戦区に存在するということです。ソ連軍にとっては、偶発的戦果のためには損害も被るといったケースです。

 

これから1941年12月までの局面のロジックを理解することは、ゲームに勝利するため、また現在の行動が1945年5月の結果にどう影響するか予見するのに有効です。そこで次の記事では、ゲームの勝ち負けについて考えてみたいと思います。

 

[1]「悪いターン」と呼べるもの。士気/経験の低いユニットが継続した戦闘に巻き込まれた場合、西部正面軍と予備正面軍から2個軍に相当する部隊が失われる可能性があります。

[2]理想的とは呼べません-これはゲームに勝利することについての2つ目の投稿で議論されています。

[3]この時点でソビエトプレイヤーにとって大きな問題になります。単に戦闘しているだけで部隊が弱体化していき、それを元に戻すのは非常に困難です。

[4]枢軸軍プレイヤーとして、こう言った局面でのソ連軍騎兵、戦車、機械化師団の機動力に注意してください。これらは大抵は崩壊しやすいですが、戦線の間隙を突くことが可能です。

[5]1941年だけで300万人以上を失うと予想されます。