Decisive Victory

War in the East (Matrix Games) AAR

第109ターン 薄皮一枚の巨大包囲網

第三帝国をヨーロッパの覇者へと導く東方での勝利。それが2年遅れで達成されつつある。東部戦線のラストスパート、カザン攻略=クラッベ(蟹)作戦が幕を開けた。

北からは第4軍、第2、第4装甲軍の総勢22個師団がゴーリキーの南をこじ開けてヴォルガ河沿いに猛進を開始。南からは第2軍が確保済みの橋頭堡から第3装甲軍と第2軍の21個師団が直径45キロの回廊をカザン南方へ向けて解き放つ。

南北どちらも大小15個、計30ユニットの敵を何らかの手段で排除して突き進んだ。突破幅はおよそ3ヘクスだから奥行きがおよそ5ヘクスの縦深陣地が存在したわけだ(実際はもっと奥行きを持って予備として存在している)。例によって戦力比がありすぎる狙撃師団などは長距離の遅滞戦闘を繰り返し、ドイツ装甲部隊のMPを吸い取ってゆく。

南方の刃は突破地点から数珠つなぎとなり、隙間なくカマ=ヴォルガ河合流地点へと貫き通すことができた。欲を言えば更にヴォルガ河を西へ渡河できる部隊が是非とも欲しかったが、カザン南方は西岸に荒れ地が連なっており、唯一ダス・ライヒ師団はMPを7残しながらも足踏みした。

北方部隊はスヴィヤカ川(Sviyaga)を東へ渡河できるものがほとんどおらず、唯一こちらも士気の高いトーテンコップ師団だけがカザン南方でヴォルガに達し、かろうじてダス・ライヒとヴォルガ河を挟んで呼応した。トーテンコップ師団は支配領域の幅を確保するため、最後は連隊規模で南北に細長く陣を張ったが、師団が通ってきた回廊は15キロであり、味方ZOCでもない。薄皮1枚の巨大包囲網が現出したということだが、これはまず破られるだろう。達すべき最低目標はソ連ターン開始時に包囲環が成立していることであり、一応はクリアしている。

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